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グリッド

新型コロナウイルス遺伝子検査
“ID NOW”

新型コロナウイルス遺伝子検査 "ID NOW"

ID NOW™の特色

 

短時間で判定可能

検査自体は、陽性に最短5分、陰性でも13分で判定することができます

 

PCRと同等の信頼性

PCRと同じく厚生労働省に正式認可された「核酸検出検査」です。ガイドライン上でもPCRと同等の信頼性を持っているのが特徴です。

実施の際は、検体は唾液ではなく鼻の奥から採取します

​従来のPCR検査との違いについて

 


​​「PCR検査」とは


一般的に使われている「PCR検査」という用語ですが、正確には核酸増幅検査*のことで、実は幾つか種類があります。
新型コロナウイルスの診断に以前から実施されてきた「PCR検査」とは、複数ある核酸増幅検査方法の一つであるRT-PCR法を指します。


一方、"ID NOW"も同じく核酸増幅検査ですが、増幅方法はPCR法とは異なりNEAR法(等温核酸増幅法)*という新しい方法になります。
(NEAR法を用いるID NOW™は核酸増幅検査の一つであるため、広義ではPCR検査と呼ばれる場合があり、紛らわしいですが、従来のPCR検査とイコールではありません)

​*核酸増幅検査


核酸とは細胞の核内に存在するDNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)のことです。ヒトではDNAに遺伝子情報が保存されていますが、コロナウイルスはDNAを持たないRNAウイルスであるため、RNAを検出する必要があります。

ウイルスのごく微量なRNAを検出するためには、そのRNAを複製して検出可能な量まで増幅させることが必要です。
その増幅方法と検出方法の違いにより複数の核酸増幅検査が存在しますが、その中のNEAR法(ID NOW)とRT-PCR法について次に説明します。

 核酸増幅検査の種類 
RT-PCR法

一般に「PCR検査」と呼ばれる検査方式

NEAR法
(等温核酸増幅法)

ID NOWによる検査

その他
LAMP法(等温核酸増幅法)

ID NOW™のNEAR法とRT-PCR法の違い

従来のPCR法は、DNAを増幅する際に温度を上げ下げする必要があるため、検査に時間がかかります。
一方、NEAR法(等温核酸増幅法)では、一定温度で遺伝情報を増幅し検出するので、非常に時間が短縮されます。


また厚生労働省が「新型コロナウイルスに対する核酸増幅検査」として認可しているため、健康保険上の取り扱いではPCR検査と同一検査となります。
このNEAR法による測定機器が、当院にて導入した"ID NOW"です。

ID NOW™の精度について

ID NOW™による新型コロナ感染症遺伝子検査の精度について、米国応急診療所(アージェント・ケア)5カ所で行われた計256例の検査結果では、PCR検査と比較して陽性一致率94.7%、陰性一致率98.6%でした。お互い手技上のエラーなども考えると、非常に高い精度だといえます。(Abott社HPによる


また、臨床性能試験成績では、新型コロナ患者からの議事陽性検体30検体と陰性検体30検体で、すべて陽性陰性を正確に判別できています。(ID  NOW™添付文書による)

 

また、英国型変異株や南アフリカ変異株などの変異株に対しても、検査の精度に影響がないことが確認されています。

実際それを受けてアメリカや韓国などでは、「ID NOW™の陰性結果で海外渡航における陰性証明としてよい」としており、非常に高い信頼性であることがうかがえます。

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